作品概要
本作の舞台は北海道のY市です。かつて男性アイドルグループ「ファンキーカラーズ」のメンバーだった南田蒼太が、10年前にグループが解散した後、刺殺体となって発見されます。
一般人として生活していた南田ですが、この事件は元アイドル殺害事件としてメディアで大きく報道され、再び彼の名が脚光を浴びることになります。
物語は、事件当夜に南田と会っていた職場のパート女性、元グループメンバー、元マネージャー、事件を追う週刊誌記者、そして南田をかつて引き取っていた伯母とその娘など、彼を取り巻く様々な人物たちの視点から、事件と南田の人物像が語られる連作短編ミステリとして展開されます。
プロローグとエピローグの間に七編が収録されており、札幌在住の著者が描く、身も心も凍り付くような衝撃のラストが読者を待ち受けています。

推薦コメント
本作には、以下の著名人からの推薦コメントが寄せられています。
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齋藤明里さん(女優・読書系YouTube「ほんタメ」MC)
「本作は、南田蒼太が誰に殺されたのか、なぜ殺されたのかという、ミステリーらしいフーダニット、ホワイダニットの謎に翻弄され、ページをめくる手が止められなくなります。しかし、それだけでは終わりません。」(解説より) -
大矢博子さん(書評家)
「時にはじわじわと、時には一撃で、読者を搦めとる。これぞまさきとしかの真骨頂と言っていい。」(「波」2026年3月号より)
著者紹介
まさきとしかさんは1965年生まれの作家です。2007年に「散る咲く巡る」で北海道新聞文学賞を受賞しました。これまでの著書には、『完璧な母親』、『いちばん悲しい』、『あの日、君は何をした』、『彼女が最後に見たものは』、『レッドクローバー』、『あなたが殺したのは誰』、『スピーチ』などがあります。
書籍データ
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タイトル: 大好きな人、死んでくれてありがとう
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著者名: まさきとしか
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発売日: 2026年2月28日
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造本: 文庫版、電子版
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定価: 693円(税込)
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ISBN: 978-4-10-106661-5


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