令和トランスアイドルMa’Scar’Piece、カナダ西部最大規模アニメイベント「Animethon 2026」で約1,700名を熱狂させる

ライブレポート

Ma’Scar’Pieceは、「電音部」の『シモキタザワエリア』のユニットとして結成され、二次元ではキャラクターを演じ、三次元では生身のアイドルとして活動する独自のスタイルを確立しています。トランスを軸とした楽曲でアイドルシーンとクラブミュージックを繋ぎ、歌、ダンス、DJを通して活動の幅を広げています。

「Animethon 2026」での初出演は、アジア以外の国での初めての公演となりました。ライブパフォーマンスには約1,700名が集まり、特典会も盛況でした。深夜のDJパフォーマンスも、23時15分スタートという時間を感じさせないほどの大盛り上がりを見せました。

ライブ中のMa’Scar’Piece

公式ストーリーコミック『おとばこみっくす』を用いたオープニング映像から、ショータイムが幕を開けました。劇中の対戦相手として「カナダ エドモントン」とコールされると、場内には賑やかな歓声が沸き起こりました。観客の様子からも、現地での期待の高さが伝わってきました。5人は「We are Ma’Scar’Piece!」と宣言し、「overture」に導かれるようにステージへ登場しました。

大森莉緒さんの深いブレスを合図に、「Showtime Ignition」が始まりました。丁寧かつ力強く言葉を紡ぎながら、客席の隅々まで《この音でフロアを支配する》という鮮やかな意志を刻み付けていきました。その堂々とした佇まいは、海外のライブとは思えないほどでした。オーディエンスも彼女たちの熱意に引き込まれたのか、エモーショナルにサイリウムが揺れ、コールが鳴り響きました。

1曲目を終えた時点で、すでに会場の熱気は最高潮に達していました。「爆裂タウマゼイン」へとバトンが渡され、一段とパワフルにアクセルを踏み込んでいきました。山本愛梨さんがクールな視線で観客を惹きつけ、咲間なぎさんが伸びやかに歌声を解き放ちました。ひとりずつ入れ替わりながらモーションで魅せる場面では、それぞれが細かなニュアンスに個性を宿し、オーディエンスの視線を奪っていました。燃え上がる情熱を描いた「BON BON FIRE」でこだまする《ふっふー!》の合いの手は、「Animethon 2026」でも健在でした。この慣れ親しんだ掛け声は、日本から離れたカナダの地でもMa’Scar’Pieceが受け入れられていることを示していました。

ライブ会場の観客

最初のMCタイムでは、好きなアニメについて触れながら、ひとりずつ自己紹介を行いました。そのままの流れで「次はキャラクター紹介ソングです。名前を呼ぶところではコールしてね」と呼びかけ、客席をスマートに巻き込んでいきました。続いて披露されたのは、自己紹介キャラソングである「Ma’Scar’Piece」です。ひとりひとりにたっぷりと割り当てられたソロパートは、歌詞だけでなくフレージングやアプローチでも、各々のアイデンティティを映し出していました。メンバーの名前を呼ぶレスポンスも活き活きと響き渡り、アーティストとファンが団結して作られていくライブならではのムードが醸成されていきました。

ターンで翻るスカートにアイドルらしい煌めきが香る「Hallucination」、メリハリのあるダンスブレイクで魅了する「Into a trance」と、彼女たちの勢いは止まりませんでした。全身全霊のステージングでカリスマ性を放ちながらも、人懐っこさも兼ね備えているのがMa’Scar’Pieceの魅力です。折り返しのMCでは、「何かオススメの食べ物ある?」と呼びかけて、客席とコミュニケーションを取る一幕もありました。「電音部」のキャラクターを演じながら、ふとした瞬間にはメンバー自身の素顔も覗かせます。キャラクターと本人の両方の持ち味を楽しめることも、多くの人が彼女たちの虜になる理由のひとつでしょう。

ラストスパートを前に、Ma’Scar’Pieceの楽曲をメドレー形式で組み上げたDJタイムへ突入しました。多々良ゆらさんと甘崎結依梨さんがDJブースに立ち、ノリのいいビートを次々とドロップしていきました。どの曲が流れても熱量を落とさないファンの姿は、Ma’Scar’Pieceの楽曲が深く浸透していることを物語っています。音楽に身を委ね、歌声に聴き入り、大きなコールを送り、ともに踊る。観客の一人ひとりが自由に音と戯れる光景は、DJタイムそのものが一つのショーとして確立していることを証明していました。

DJタイムの様子

流れるように「OTAKEBI」へと繋がり、大団円に向かってさらなる追い込みをかけていきました。鮮烈なシンセサウンドに乗る歌声は、どこか荒々しくもあり、可愛さだけではない攻めの姿勢が垣間見えました。「圧倒的アイドルの極み」ではサイリウムやタオルがクルクルと宙を舞い、「ゼロ・グラビティ」ではあえて無機質な表現で観客の心を掌握しました。多彩な切り口でトランスを昇華し、一瞬たりとも飽きる隙を与えません。楽曲ごとに異なる表情を打ち出しながら、会場全体のボルテージを極限まで引き上げていきました。

ラストソングには、Ma’Scar’Pieceが目指す道を歌った「ALASKA」が披露されました。2025年8月8日に結成1周年を記念して誕生したナンバーにより、傷跡すらも成長のバネとして進んでいく覚悟をカナダの地に刻み付けました。《AH-AH-AH ALASKA…》と一致団結したシンガロングが紡ぎ出され、多幸感あるフィナーレを飾りました。

ライブ後の観客

そして、数時間後には、最年少の甘崎さんを除く4名でDJパフォーマンスライブが行われました。深夜帯でのステージにも関わらず、色とりどりのペンライトがフロアを埋め尽くす大盛況となりました。パフォーマンスの途中で、初の機材トラブルに見舞われる一幕もありましたが、動揺することなく柔軟に対応しました。機材を直すメンバーとオーディエンスを盛り上げるメンバーに分かれて、スマートにトラブルを乗り越え、最終的には大きな歓声に包まれるハッピーエンドを作り上げました。

DJパフォーマンス後のメンバー

アジア以外の国で初となるライブで、ハイテンションなトランスミュージックと共に鮮明な爪痕を残したMa’Scar’Piece。オープニングムービーのセリフ「大丈夫だ! 音楽に国境はない! 我々のビートとダンスは――必ず通じる!」を体現するように、音楽を通じて現地のオーディエンスと心を通わせました。『シモキタザワエリア』を飛び出し、海外へと活動の場を広げた彼女たちが、これからどのような景色を見せてくれるのか、今後の活動にも期待が高まります。

セットリスト

  • Overture

  • M1 Showtime Ignition

  • M2 爆裂タウマゼイン

  • M3 BON BON FIRE

  • MC

  • M4 Ma’Scar’Piece

  • M5 Hallucination

  • M6 Into a trance

  • MC

  • DJ Time(Ma’Scar’Piece楽曲メドレー)

  • M7 OTAKEBI

  • M8 圧倒的アイドルの極み

  • M9 ゼロ・グラビティ

  • MC

  • M10 ALASKA

Ma’Scar’Piece ライブ情報

Ma’Scar’Piece 2nd Anniversary Live「Fly 2 Zenith」

2周年記念ライブ

タイトル:Ma’Scar’Piece 2nd Anniversary Live「Fly 2 Zenith」
日時:2026年8月22日(土) OPEN 14:30/START 15:30
会場:WARP SHINJUKU
チケット:https://eplus.jp/sf/detail/4543050001-P0030001?P6=001&P1=0402&P59=1
特設サイト:https://mascarpiece-fc.com/static/2nd-anniversary/

イベント出演情報

Ma’Scar’Piece プロフィール/メンバー紹介

Ma’Scar’Piece 集合写真

Ma’Scar’Piece(マスカーピース)は、『TIF de Debut2024 supported by Denonbu(電音部)』から誕生した、甘崎結依梨さん・咲間なぎさん・多々良ゆらさん・大森莉緒さん・山本愛梨さんの計5名によるユニットです。バンダイナムコエンターテインメントが贈る音楽原作キャラクタープロジェクト「電音部」のエリアチェーン『シモキタザワエリア』内の北沢音箱高校のメンバー、明前魅音(甘崎さん)・松陰聖那(咲間さん)・駒場伶音(多々良さん)・笹塚舞歌(大森さん)・三軒神楽(山本さん)の声優をそれぞれ務め、令和トランスアイドルとして活動しています。クラブイベントではDJとしても活躍し、ツインプラネットに所属しています。

Ma’Scar’Piece キャラクターイラスト

困難と葛藤を経験しながらも、その痛みや闘いを自らの個性と変え、令和トランスアイドルとして輝きを放つMa’Scar’Piece。その名の通り、“Scar”(傷跡)を持つことで“Piece”(作品)としての存在価値を深め、“Master Piece”(最高傑作)を目指す彼女たちの音楽やパフォーマンスは、生きることの喜びや苦しみ、自己を見つける旅路を表現し、内に秘めた痛みや再生の物語を描きます。彼女たちの音楽はトランスジャンルを基盤とし、重厚なビートとサイバーなサウンドが絶え間なく変わりゆく、まるでナイトクラブに潜り込んだかのようなトランスの世界を作り出します。さらに、トランス=変圧という言葉を背負い、「電音部」のエリアチェーン『シモキタザワエリア』の舞台とリンクし、様々な形で過去を紡いできた下北沢カルチャーのように変圧を重ね、激しさと美しさが共存し、一人ひとりが抱える過去や傷を音楽とパフォーマンスで昇華し、リスナーの心に響くトランスのビートで包み込みます。

Ma’Scar’Piece 公式SNS

メンバー紹介

明前魅音(めいぜん みおん)役 甘崎結依梨(かんざき ゆいり)

甘崎結依梨

  • 誕生日:8月12日

  • 出身地:愛知県

  • 趣味:メイク、ダンス、寝ること

  • 特技:いろいろなジャンルのダンス

  • X:@MSP_yuiri

  • Instagram:@msp_yuiri

  • TikTok:@msp_yuiri

松蔭聖那(しょういん せな)役 咲間なぎ(さくま なぎ)

咲間なぎ

  • 誕生日:8月12日

  • 出身地:神奈川県

  • 趣味:YouTubeやアニメを見ること・グミの食べ比べ

  • 特技:腹話術とアクロバットとダンス

  • X:@MSP_nagi

  • Instagram:@msp_nagi

  • TikTok:@msp_nagi

駒場伶音(こまば れいね)役 多々良ゆら(たたら ゆら)

多々良ゆら

  • 誕生日:10月26日

  • 出身地:神奈川県

  • 趣味:推しごと、作詞、VRゲーム、ミュージカル鑑賞

  • 特技:英語、絵画・イラストと絶妙に似てない声真似

  • X:@MSP_yura

  • Instagram:@msp_yura

  • TikTok:@msp_yura

笹塚舞歌(ささづか まいか)役 大森莉緒(おおもり りお)

大森莉緒

  • 誕生日:12月22日

  • 出身地:愛知県

  • 趣味:グルメ・食べ歩き

  • 特技:8月上旬下旬のセミの鳴き真似

  • X:@MSP__Rio

  • Instagram:@rio.ohmori

  • TikTok:@msp_rio

三軒神楽(さんげん かぐら)役 山本愛梨(やまもと あいり)

山本愛梨

  • 誕生日:11月8日

  • 出身地:広島県

  • 趣味:ゲーム、読書、料理、写真を撮ること、散歩(冬は除く)

  • 特技:睡眠、10分前行動

  • X:@MSP_airi

  • Instagram:@msp_airi

  • TikTok:@msp_airi

電音部とは

電音部ロゴ

バンダイナムコエンターテインメントが贈る、ダンスミュージックを中心とした音楽原作キャラクタープロジェクトです。気鋭のクリエイターによる楽曲や物語などのメディアミックスはもちろん、最新技術を組み合わせたプロジェクト展開等により、全世界規模での様々なカルチャーとの遭遇体験を目指しています。

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